世界で一番優しい人

中学生のときに「世界で一番優しい人になりたい」と考えたことがある。

人生はたった一度しかないと、本当の意味で気がついた頃だ。

悔いの残らない生き方をしなきゃと眠れない夜を何度も繰り返した頃だ。

どんなに嫌なあいつだって、たった一度の人生。お互い100年後には仏壇の上だ。
悲しい過ぎる定めだ。僕らは悲し過ぎる定めを共有する生き物だ。だから人には全力で優しくしてあげたいって考えてた。



思春期ってやつだね。(笑)



それを今日原宿RUIDOSATTINという以前Bay-FMでお世話になったナイスなお姉さんの歌を聴きながら思い出した。

何かこの人は歌もMCも温かいなぁって思った。率直に言って感動した。



感動、サプライズ。
人生たるものいつまでもサプライズでありたい。金属のように熱し易い人間でありたい。

そうでないと、せっかく生まれて来たことが損なように思う。サプライズのなくなった人生なんて、人生だけど人生ではないように思う。



もう、多分世界で一番優しい人にはなれないけど、せめて身近な人には優しくしたいと思った。お世話になっている人には10倍の感謝をしたいと思った。

限りなく円に近づき限りなく透明で限りなく熱し易い。そんな人間でありたいと思った夜だった。


ありがとう。