「たかちゃんはスガシカオみたいになる」
幼馴染のこうへいくんが去年の夏に言ってくれた言葉。
長崎随一の私立の進学校から現役で東京大学へ進学したが、卒業後数年間司法試験をパスできずに苦渋を舐めたこうへいくん。
去年、ついに合格し、成功への道を確かに歩き始めた。
そんなこうへいくんが、僕の先行きを不安に思ってくれたこうへいくんのお父さんに対して、そう言ってくれたのだ。
それを聞いたとき、僕は心底嬉しかった。
年齢を重ねるに連れ、結果を出した人に対し、コンプレックスを感じるようになった。
こうへいくんに対してもそうだ。もちろん友人の努力が実って嬉しかったけれど、自分に対する焦りというものが同時に膨らんだ。
成功者からは自分のやっていることを否定されると思っていた。
「いつまで頑張るつもり?」
「そろそろ他の道を考えたら」
そんなことを思われているのではないかと考えていた。
だから、こうへいくんのその陰りの無い言葉が嬉しかった。
この記事を読んだとき、その気持ちを思い出した。
http://r25.jp/index.php/m/WB/a/WB000410/tpl/interview01_11/bkn/20060914/id/200609140201
スガシカオのロングインタービューだ。
今や遅咲きの代名詞とも言えるスガシカオ。28歳の終わりまで会社員をやっているのだ。
でも、「根拠の無い自信」は持っていたらしい。
最高だ!
シカオさいこー。
そう、現状、僕を西千葉で泳がせているのは日本音楽界の大いなる損失だぜ☆
心震えた。
シカオの名言を僕は以前何かのテレビでも聞いたことがある。
インタビュアーの「スガさんはどうしてプロのミュージシャンになられたのですか?」という問いに
「僕が自らプロになったんじゃなくて、周りが僕をプロにしたんです。」
と言った。
妙に納得した。プロミュージシャンとはそういうことだ。ライセンスがあるわけではない。
他人がプロと認めてくれるかどうかが全てなのである。
いいこと言うなぁ、シカオ。
自分の夢がなかなか形にならず戸惑っている人、ぜひ上の記事を読んで欲しい。