おじいちゃんの前で歌いたかった

長崎の諫早という市にある病院に入院中の祖父のために歌を歌いたいと思い、密かに病院の人と連絡を取り合ってホスピタルライブを企画していました。


7月7日の七夕頃、ライブを開催しようというところまで決まっていました。


もう長くはないと分かっていたおじいちゃん。


母親に「7月までは生きるごと言うて」って冗談のように伝えましたが、まさかこんなに早く他界するとは思いませんでした。


グアムから帰って来て、成田空港で携帯メールを確認したら、兄から訃報が届いていました。





すぐにでも長崎に飛んで行きたい想いですが、成田に着いたのが19時過ぎ。


もう飛行機は間に合わないし、車で行くには気持ちがもたないので、明日の午前中に西千葉を出発して長崎へと行って来ます。


ブログを更新したり、メールを返信したり、気を紛らしていますが、落ち着きません。初めて親を亡くした母親のことも心配です。






おじいちゃんの前で歌いたかったなぁって思うと、涙が出ます。




「おれが死んだらおまえたちは葬式でわんわん泣き真似ばせんばぞ」と僕と兄にいつも冗談混じりに話していたおじいちゃん。



どうやら、泣き真似じゃなく、本当に泣いてしまいそうばい。








例え遠く離れていても、例え会わぬ日々が続いても、あなたが生きているという事実が僕を支えていてくれたことを、知りました。