甲子園史上稀に見る劇的な試合。
松坂擁する横浜高校とPL学園の闘いは10年以上経った今も忘れられない名勝負だった。
ハンカチ王子こと斎藤投手とマー君が2日に渡り投げ合った4年前の決勝戦も鮮烈に覚えている。
今日、偶然見ていた開星(島根)VS仙台育英(宮城)の試合も1回戦という注目度の低い段階での戦いではあったが、未だかつて見たこともないような劇的な試合だった。
まず、注目すべき選手が2人いた。
開星のエース白根投手。
2年生ながら体の完成度が半端ない。4打席目で自ら打ったホームランはプロでもなかなか見れないくらい鮮やかな1発だった。
そして、仙台育英の3番、佐藤貴規選手。数年前に甲子園を沸かせたヤクルトのヨシノリ投手の弟だ。
そして、開星と言えば、春の選抜で負けた際に監督が失言をして辞任したことでも記憶に新しい。今回は34歳の若いコーチが監督に就任し、苦難を乗り越え再びやって来た甲子園だった。
試合は1点を争う好ゲームだったが、終盤開星が一気に突き離し5-3で迎えた最終回。
仙台育英、脅威の粘りで1点を返し、なおランナー1塁2塁。バッター1番三瓶選手。
レフト前ヒット!
同点!
と思いきや、2塁ランナーが3塁を回ったところでまさかの転倒!
同点に追い付けず、5-4のまま満塁で2番バッターの打席へ。
その瞬間、誰もが仙台育英の負けを予感したのではないだろうか。まさかの転倒で追いつけなかったのである。運を逃したと言っても過言ではない。
そして案の定、2番バッターはセンターフライ!
試合終了!
と思いきや、甲子園特有の風の影響か、センターが落球!
仙台育英まさかの逆転!
9回裏、開星も脅威の粘りを見せ、2アウト満塁でチームで1番信頼が高いと言われている1番バッターがバッターボックスへ。
打った!
レフトオーバー!
サヨナラ!
と思った、瞬間。
なぜか背番号3でレフトを守っていた仙台育英の三瓶選手がダイビングキャッチ!超ファインプレイ!
さんぺーいです!
劇的な9回の攻防。劇的な幕切れ。
非常にナイスなゲームだった。
久しぶりに興奮したー。
さ、今日はこれから長崎北病院ライブ!
台風もそれたことだし、元気いっぱい歌って来ます☆