物置のピアノ

福島県桑折町を舞台とした映画「物置のピアノ」の上映会にお招きいただき日比谷まで行って来ました。

まぁ、誘ってもらったし、何度も歌いに行った桑折町が舞台だし、と軽い気持ちで行ったのですが・・・
とんだ名作でした!!

久しぶりにズドーンとやられました。心の地下2階辺りを四方八方から攻撃されたような感覚。

ポロポロではなくじわじわの涙が終始流れ続けました。


思春期と呼ばれる頃、心のバランスを失うと僕はとっておきの海に通い、沈む夕日を幾度も幾度も眺めていたことを思い出しました。
青春とはまさにあの頃のこと。


そしてこの映画の最大の特徴は、撮影中に大震災を迎えたこと。一旦撮影を中止にしたけれど、シナリオを変えて再度制作に挑んだそうです。それがまた見事!

後世に今の福島の姿を残したいという終演後の舞台挨拶での監督の言葉にまた、心を撃ち抜かれました。
本当に素晴らしい作品をありがとうございました!