赤い糸

福島市在住の加藤雄一さんから自作のマイクシールドを寄贈していただきました。(集合写真1番左)
加藤さんは東日本大震災が起こるまでは福島県浪江町で音響の会社を営んでいました。


2011年9月、加藤さんが避難していた福島県桑折町仮設住宅に歌いに行った際に知り合いました。公演後に加藤さんから「これから柏崎に行くんだってね。柏崎のお店の食事券があるから使って」と茶封筒を渡されました。


道中封筒を開けてみるとなんと5千円札が1枚入っていました。「同じく浪江町から避難している友人が働いているお店で使って欲しい」という加藤さんからの粋なメッセージでした。


慌てて茶封筒に書かれていた加藤さんの携帯に電話した僕。そのとき「最高のマイクシールドがあるから送ってあげる」と言われいただいたのが、この6年間僕が使い続けた加藤さん自作の赤いマイクシールド。室内・野外を問わず2000公演程で使いましたが、全く損傷することがなく僕の歌を支え続けてくれました。


年始に加藤さんと電話する機会があり今でもシールドが健在なことを伝えたら、「そろそろ新しいのを3本送るよ!」とまたもやいただいてしまいました。今回は加藤さんからの説明書付き。


・・・文系だからよく分からん!(笑)


でも、紛れもなく僕にとって「最高」そして「最幸」の赤い糸(マイクシールド)です。これから何千公演で使うことになるでしょうか。楽しみです。