路上に出てみた

omitaka2005-11-28

松尾貴臣、26歳、シンガーソングライター。

主な活動場所、千葉を中心としたライブハウス。

路上ライブはやりません。

Why

路上は道であり、歩く場所であり、歌う場所ではありませんから・・・。

なんだか、アコギミュージシャン=路上みたいに思われるのも嫌でね・・・。



でも、数年前にCRATEの黄色いアンプをいち早く購入し、路上ライブをやっていた時期がある。不特定多数の人に覚えてもらえるというメリットはあるからね。




しかし、千葉の風は冷たかった。



まず、JR千葉駅の駅員に駅の敷地内でやらないでくれと言われる。


仕方ないので遠くの方(千葉銀行前)でやっていたら、数分後警察が来て、苦情が来たからやめろと言う。



路上でやる気をなくした。(怒)



歌うのを止められ、皆の前で小1時間怒られた高校2年生の文化祭を思い出す。(涙)



なんて路上ミュージシャン泣かせの街だ、千葉は。

聞けば、他のミュージシャンもよく警察に止められるらしい。

なんだそれー。

確かに、音楽って好き嫌いがある。その場でやっていて楽しむ人もいれば、苦痛に思う人もいるわけだ。


でもあんな繁華街で歌うのを止めなくてもいいじゃんね。。。


ってなわけで、やる気をなくした僕は路上に出るのをやめた。


その頃は車もなく、機材持って行くのも大変だったし。



しかーし!!


今日出て来ました!!数年ぶり!!3年ぶりくらい!?


今の僕には仲間がいる。ミュージシャンとしてサポートしてくれる仲間もいるし、活動に関してあれこれと考えてくれる仲間もいる。


その仲間に「出ろ」と言われたら出るしかない。(笑)


CDを出した以上、不特定多数の人たちと勝負をして行くわけだ。売り出し方はいろいろあるだろうが、今のインディーズシーンにおいて「路上ライブ」はひとつの重要な宣伝方法なのである。しかも、格好の練習場所なのである。

そりゃそうだ、シビアな世界。知らないミュージシャンの歌なんて、何かしら響くものがないと立ち止まって聞いたりはしない。


でもね、あれと一緒。ボーリングは家の廊下におもちゃのピンを立ててやるより、ボーリング場でやる方が楽しいでしょ?野球を学校のグラウンドでやるより、野球場でやる方が楽しいでしょ?


それと同じなんです。ライブハウスって、伊達にあれで商売していません。聞く方もやる方も気もちいいんですよ。小さな表現まで感じることができる。

路上では、そういう細かーいところが表現できない。いや、するのだが、なかなか届かない。(聞こえない。)

そういう理由もあってあまり好きではなかった。


でも、出た!!


車もあるし、充電式アンプをもう一つ買って、サポートに後輩ギタリストのリョウイチを連れて行くことも可能になったので^−^

さらにカホーンまで買っちゃった☆欲しかったんだ。サウンドハウスっていう激安の通販サイトで買いました。超オススメなサイトです。成田にある会社。僕の機材はほとんどそこで買い揃えました。


まあ、カホーンを実際に使うのは今後だね。楽しくなるぞう!!


ってな、感じで出た!!



15時30分、曲目は「リアリズム」。歴史的な1曲だ。松尾貴臣が重い腰を上げたのだ。

まあ、最初は立ち止まらなくてもいい。そのうち「あっ、またあの人やってる」みたいな感じで少しずつ気になってくれたらいいのだ。



その後「パラレル」「Yes」「P.S.」を立て続けに演奏する。


おっ、お客さんが少しずつ立ち止まって行く!!


遠くの方でじーっと見ているお客さんもいる!!



おお、通用している☆お母さん、おいの歌は千葉人の心に響きよるみたいばい!!





手応えを感じ始めた!





そのとき!!







はい、ポリスメーンの登場。。。



15時58分、終了。




ダメだー千葉。


もうちょっと歌えば、50人くらいはたまったと思います。ホントに。1回目としては大成功でしょ。なぁ、リョウイチ。




どうしよーかねー。うーむ、どーしましょーか。



消化不良過ぎて、その後千葉大学の中で路上やっちゃいました。