ちょうど今というのは、センター試験が終わり2次試験に向けて国立大学志望の受験生たちがラストスパートをかけている時期である。
西千葉のゆりの木商店街繋がりで、今年千葉大学を目指し受験に挑んでいる秋田の女の子と出会った。
まさに2月25日の2次試験に向けて勉強に追い込みをかけているということである。
関東に来る理由は音楽活動をしたいから。
なんだか、性別は違えど、いろいろと自分にすごく共通する部分が多くて、自ずと10年前のことを思い出した。
うちは「国立以外は関東へはやらんばい」という家庭の明らかなる経済的理由で(笑)、私立は一切受けず、僕は第一志望の千葉大学しか受験をしなかった。
本来は理系のお子様だったので、千葉大学の情報画像工学科が第一志望だったわけだが、センター試験にものの見事につまづき、勢いで経済学科へと転科した。
センター終わって、奇跡の文転である。
まぁ、もともと国語が自分のアイデンティティだったし、数学・英語は理系ということで文系の人たちより多少強いだろうということで、D判定だったけど覆せるのではないかと期待し、受験に挑んだ。
もし千葉大に落ちたら後期は北九州工業大学の工学部を受ける予定だった。いわゆる滑り止めだから落ちることはまずない。
2次試験が終わって、奇跡の理転である。
まぁ、ともかく、僕は受かった。千葉大学へ受かった。
津田沼の千葉工業大学での受験を終え(なぜか会場は千葉工業大学だった)、帰り道にオカンに「多分受かったと思う」とPHSで電話して言ったとき、「あんたがそう思うなら多分受かっとるたい」ってオカンは言った。
その通りとなった。
郵送で長崎の実家へ合格通知が送られてきたときの感動は忘れない。
合格通知が届く日、気を紛らすため、2階の部屋でずっとギターを弾き語っていたことを覚えている。
そこから門の開閉する音が聞こえるのだが、ギーって聞こえるたびに1階へ飛び降りていったものだ。
レタックスだっけ?
嬉しかったなぁ。
ひゃー、あれからジャスト10年。
まさか、あの日に10年後が来るなんて予想だにしていなかった。
今から10年後もきっと来るんだろう。
そんな日が来るだなんて予想だにできない。
きっと子供4人とワイフに囲まれて幸せなミュージシャンライフを送っているに違いない(´∀`)
そんなことを思い出した今日。
ぜひその知人の女の子には頑張って欲しいなぁと思う。
紙一重なのだ。受かるかどうかなんて。
ギリギリの土俵際で粘れた人だけが、合格という勝利を掴むことができると思う。
ファイト!
西千葉へ来たら、出来る限りの音楽活動のバックアップをするけんね!
バトンは次の世代へ
それが今や現実
うー、いぇい
by リアリズム