銚子と酒田

今日は千葉大学病院でのホスピタルライブでした。最近は毎月1回のペースでやっています。


普段は最終水曜日にやってるんですけど、今回はちょっと試しに第3火曜日にやってみました。



人はいつもより多いような気がしましたが・・・。




フィギアスケートのペアの決勝と時間が被りました。




いや、テレビをね、消さないといけないんですよ。



非常に気まずい思いでした。




本番中、熱心に写真を撮っていたおじいちゃんがいました。終わってから名刺を欲しいとのことで、お渡しして世間話をしたところ、そのおじいちゃんは銚子在住のカメラマンとのこと。



突如、昔話が始まりました。




おじいちゃんは小学生のとき、銚子に行く途中に若い将校さんとばったり会い、50分程の道のりを共に歩いたそうです。


別れ際、そのおじいちゃんが「今度の日曜日に軍の飛行場に遊びにおいで」と言ってくれたとのこと。だけどおじいちゃんは急に学校が登校日になったせいで行けず、その翌週遊びにいったそうです。


しかし、その将校さんは特攻隊として既に出撃していて、それっきり帰らぬ人になりました。


おじいちゃんはそれから戦後になっても数十年、将校さんとの約束を守れなかったことを気にしていて、ついにあれこれと調べ、その将校さんが山形県酒田市出身であることを突き止め、酒田へお墓参りに行ったそうです。その頃から写真や映像のお仕事をしていて、その一連のことをドキュメンタリー風の映像にしたらしく、その後そのVTRは酒田市ロータリークラブの方々の力なども借りていろんな場所で上映されたそうです。


僕は昨年、酒田市に2度歌いに行きました。その話をすると、「今度行くときは絶対連絡をくれ。一緒に行こう!音楽会と上映会を一緒にやろう」とおっしゃりました。



人と人との出逢いって本当に不思議。



若い将校さんとおじいちゃんと僕。



今年はそんなコラボレーションが実現するかも知れません。