今、僕らにできること

今日から高知へ移動する予定でしたが、この状況のため延期させていただきました。
15日か16日に出発します。

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震災から3日になるが、ツイッターやブログなどで、みんなが「今、自分にできることは何か」を探していることが伝わって来る。

果たして自分に何ができるのだろうか。本当にそう想う。
節電や節水。自粛の気持ち。
出来ることはやるけれど、個人レベルの力はまだほとんど役に立たないだろう。


だけど、どうせ何も出来ないからと冷ややかに言う人よりは、たとえ何もできなくてもそれを一生懸命考える人になりたい。



きっと僕ら個人レベルの力が役に立つのはもう少し先だと思う。国家レベルの力が各地域に支援をし、さらに企業レベルの支援がみんなに行き届いてからだと思う。つまり大きな組織には担えないささやかなことにこそ、僕らが出来ることがあるのではないだろうか。

そして自分の立場を考えれば、1年後、3年後、5年後かも知れないが、被災地の人たちに自分の歌を聴いてもらう機会があるかも知れない。


だからこそ想う。

今、僕らにできることは、メディアやインターネットを通じてこの現状をしっかりと見ておくこと。出来る限りの情報を得ておくこと。1日1日激しく変わる現状を理解しておくこと。自分だったら・・・と考えてみること。決して他人事と思わないこと。


そして、今後いつまでも、この想いを持続させること。被災地以外で始まる明日からの平日の営みの中で、一過性のものにしないこと。


役に立ちたい相手のことをしっかりと理解しているかどうかは、そのとき相手に必ず伝わる。
あまり状況を理解していないという後ろめたさも必ず伝わる。

全ては人と人が成すこと。


今、僕らにできることは、そういうことを考えることなのではないかと思った。