生きていて欲しい

昨年6月に気仙沼市へ歌いに行きました。みのりの園、松峰園、旭が丘学園と3ヵ所の福祉施設で歌わせていただきました。どの施設でも本当に温かく迎え入れていただいたことを覚えています。

みのりの園では障がいを持った子たちと、その保護者の方々と一緒に笑い、歌いました。スタッフの女性の方々の笑顔が印象的でした。
松峰園では多くの高齢者の方々が声援を送ってくださりました。地元のケーブルテレビや新聞社に取材していただきました。寄せ書きと気仙沼市のキャラクター、ホヤぼーやのぬいぐるみをプレゼントしていただきました。
旭が丘学園ではいろんな理由があって親御さんと一緒に住めない子どもたちと共に歌いました。終わってから施設長さんとゆっくりお話をしました。

本吉町で宿泊をし、気仙沼漁港では海鮮丼を食べました。気仙沼市に住む親戚が旭が丘学園へ、わざわざ会いに来てくれました。


あの日がなんて貴重な1日だったことかと思います。

みんな、無事でいるか、とても心配です。

何とも元気が湧いて来ません。



今日は、近くのスーパーまで買い出しに行くとき、この何でもない日常の行為が何て幸せなことなんだろうと思いました。
たった一瞬で、多くの命が失われました。自然の恐ろしさを改めて感じました。

テレビに映る生存者は、誰1人、自分が生きてて良かったとは言いません。家族が、友人が生きていて欲しいと泣いています。
胸が詰まる想いです。

本当に、偶然でも何でもいいから、とにかく生きていて欲しいと願います。

写真はホヤぼーやのぬいぐるみです。