財布シンプル化計画

昨年、東北で財布の盗難被害にあって以来、財布のあり方を考えるようになった。

それまでは長財布にお札・硬貨・クレジットカード4枚・免許証・会員証/ポイントカード多数を入れて持ち歩いていた。

一般的な内容だとは思うが、重量があるので作業をするときなどに邪魔になってポンとその辺に置いてしまう。まぁ、それでも紛失することなく、騙し騙しやって来た。

しかし、36歳。



脳の劣化が始まっている。



昔、無意識にできたことができなくなって来ている。

そして、大人になり多少生活水準も上がり、ハングリーさが薄れて来た気配もある。

大学生の頃に死ぬほど大事だった千円札は、今なら財布からすっと何枚か消えても気づかない。100円玉を自動販売機の下の奥深くに落としたら、もう拾わない。

そう、大人になったのだ。

(でも、1万円札をなくしたら凹む。)


それは劣化というより、進化なのかも知れない。(もはや、どっちでもいい。笑)



と言うことで、昨年12月に鞄屋のJiroさんにお願いして超シンプルなオーダーメイドの財布を作ってもらった。


この財布は

いつ失くしても良い前提

で作られている。


非常に満足度の高い仕上がりとなった。携帯とほぼ同等の幅、同等の薄さなので、いつもズボンの右ポケットに携帯と一緒に入れている。入れるのは千円札10枚程とクレジットカード2枚と自宅の鍵のみ。特別な鍵ポケットを作ってもらった。硬貨を入れるスペースはない。免許証も入れない。免許証は失くすと1番面倒だからだ。クレジットカードは電話1本ですぐに無料で再発行してくれるが、免許証は免許センターまで行って有料で再発行しなくてはならない。時間もすごくかかる。だから車に常に置いておくことにした。財布を失くす可能性と車を失くす可能性を比べたとき、車を失くす可能性の方が遥かに低いし、免許不携帯の可能性が消える。

時どき身分証代わりに使うが、よく考えるとそんな機会も年に1度あるかないかだし、ほぼ車で出かけるから問題ない。


以上、もし財布を失くしても財布代含め2万円くらいの損失で、2週間もあれば同じ状態に修復できる。




お札と一緒に入れるクレジットカードもどれにするか精査した。
そして選び出した優秀な2枚。

片方はANAのゴールドカード、片方はクレジット機能付きのSuica

基本的にお買い物はANAカードで行う。生活の全てにおいて、可能な限り支払いは全てANAカード。

なぜかと言うとANAカードは非常に効率よくポイントが貯まる。年間1万幾らの高い会費を払ってゴールドにしているが、ゴールドにすると「ポイントをマイルに替える際の還元率が高い。」これが実に費用対効果が高い。

貯まったポイントをマイルに変換し、それを使い娘を連れて、今度の4月に長崎へ帰省するが5〜6万円相当が無料になった。年にもう1回くらいそういうことができる。年にポイントで10万円近く得をする。飛行機を使う機会がある人にとって最も得をするカードではないだろうか。


さらにANAカードには電子マネーEdy」と「iD」機能で付いている。財布に硬貨を入れることを放棄した以上、硬貨を出さないために電子マネーを使う。

僕のカードは最近までEdyだけだったが、先日iD機能付きに無料で替えれることを知り、取り寄せた。だから今は一時的に2枚持っているが、旧カードにデポジットしたEdyを使い切ったら破棄する。

そう、全国のコンビニではほぼ間違いないく「Edy」「iD」さらに「Suica」が使える。
コンビニでは電子マネーが使えるのは大きい。


ちなみに今までEdyを使っていたが、Edyは毎回現金で千円単位でデポジットしなくてはならない。そして読み取るときに財布からいちいち取り出してかざさないと機械が反応しない。そこが不便だった。

IDはデポジットではなく、使った分がクレジットカードで使用した代金と合算で請求となるし、Suica同様財布に入れたまま使えるらしいので、Edyの不満を解消してくれる形となった。(届いたばかりでまだ使ったことはない。笑)


そしてSuicaは電車の使用だけにしたい。iPhoneなのでSuica機能が付いてないから持っているようなものだ。買い物でカードを分けて使い、ANASuicaの両方の会社から高額請求が来ると精神的ダメージが大きいから嫌なのだ。カードの請求額を見るときのドキドキ感は月に1度で十分だ。

僕の場合電車はほぼ乗らないのでSuicaは毎月3000円〜9000円の請求。(3000円のオートチャージなので1回〜3回程のオートチャージくらいの使用頻度。)請求額が1万を切るとホッとする。

何かの事情でANAカードやEdy、iDが使えなかった際の保険にもなるし、スーパーサブの役割を果たしている。


そして、カードも電子マネーも使えない場合はしぶしぶ千円札で支払う。お釣りの硬貨はポケットに入れ、自宅に戻ったら速攻ぶたさんの貯金箱に入れる。

すると最近貯金箱のお金の貯まり方が早い!
これはこれで嬉しい。


財布を変えて、ライフスタイルが変わった。


そもそもカードも電子マネーもあまり使いたくないし、硬貨を持ち歩くのも嫌だから、100円のコーヒーとかお菓子とか、ほとんど買わなくなった。節約志向になったのだ。

ポイントカードを持ち歩かないことでポイントが地域のお店のポイントが貯まらなくなったが、もはやANAカードのマイルと比べるとどうでもいい。

むしろ、ポイントの呪縛から解き放たれた開放感の方が大きい!


人生、良いことばかりである。