ソルフェージュ


ほら早くしないとまた遅刻するよ
毎朝同じ言葉の繰り返し


昇り立ての朝日 冷たい手と手
重ね合わせ歩くいつもの道


当たり前の日々もいつか終わってしまう
君と織りなす毎日を大切にしなきゃだな


立派な大人になって欲しいと願うけれど
立派かどうかは何を比べて決めるんだろうね
よく笑う子は素敵な大人になるから
笑顔が溢れる場所を一緒に作ろう



そういや母と手を最後につないだのは
いくつのときだっただろう 忘れたなぁ


悪気はなかったんだよ 今さら気づいたよ
1人で大きくなった気でいた


僕を楽譜にして君は無邪気に歌う
まるで僕に間違いがないみたいに歌う


正しい道を生きて欲しいと願うけれど
正しい道は一体どんな道だろうね
一度キリの人生だ君が思うように生きたらいい
何かあれば必ず守るから


立派な大人になって欲しいと願うけれど
立派かどうかは何を比べて決めるんだろうね
よく笑う子は素敵な大人になるから
笑顔が溢れる場所を一緒に作ろう