「分」

日本には良いのか悪いのか知らないが「分をわきまえる」という考え方がある。

もとは士農工商あたりの身分差別から来た用語なのだろうが、僕はこの言葉は実に考え深い言葉だと思う。

どういうことか。。。


ドラクエで言うと分かりやすい。


レベル1で竜王に勝てますか??


いや、勝てません!!


分をわきまえろ!!



ってことである。



でもレベル20だったらどうだろう。(竜王を倒す一般的なレベルは40としよう)


やはり、普通にやっても勝てないだろう。奇跡の1つや2つ起きなければ。

しかし、そこに「常識を覆す何か」があれば勝てるかも知れない。

武器だったり、助っ人だったり、突飛もない奇襲作戦だったり。

しかも、昔でなく、今の日本であれば勝てるかも知れない。


勝てるかも知れない!!



そういうことをよく考える。


レベル1がギャーギャー騒いでも、ただのビッグマウスだ。

分をわきまえるべきだ。

でもレベル20が騒ぐのには、心のどこかに期待をもたらす。


現代の日本はそういう世の中だと思う。


安直な例だが、楽天livedoorソフトバンクの社長などは、もともとはそんな「分をわきまえなかった」レベル20の戦士だったように思う。(レベルというのは年齢にも比例するようにも思う。)



昨日のブログではないが、彼らは「人が何十年もかかってやることを1日でやった」人たちのように思う。


そして、勝負に勝った彼らは今やレベル50も100もあるのだろう。

分をわきまえて生きていたら、彼らはまだレベルは30そこらかも知れない。


音楽の世界に年齢は関係ないが、そこに資金面なども含め「分」が存在すると思う。

今までそれを抜け出そうとして僕は「分をわきまえない」行動をいくつもやって来た。もちろんうまく行ったわけではないが、その行動1つ1つがレベルを上げたとは思う。

この先が問題だ。1歩抜け出すにはどうするべきか、頭をひねらなければならない。

僕は「分」を抜け出したい。
分相応で生きるということは、将来もそれなりということに違いないからだ。


むむむ。アイムドリーマー。