夜のドライブ

昨日の夜は250kmくらいのかなりの長距離を1人でドライブした。

もちろん用事があってのことだが。



だいぶ前に「HEY!HEY!HEY!」で工藤静香が「夜、1人で運転していると、時々気がついたら号泣していたりする」と言っていた。
ダウンタウンのまっちゃんが「分かる分かる」って言ってはまちゃんに突っ込まれていた。


だいぶ昔の話だ。まだ工藤静香がキムタクと結婚する前。


なんだか、その言葉はすごく印象深く覚えていて、心の隅っこにずっと置いてあったのだが、昨日をそれを久しぶりに取り出すことになった。


彼女が言っていたことがよく分かったのだ。





運転する=僕は大人になった


運転する=どこかへ行く、どこかへ帰る


どこかへ?


一体どこへ?


僕は一体どこへ向かっているんだろう。


少なくとも昨日は「自宅」へ。


自宅?


西千葉?


じゃあ、長崎は?


18歳の頃からずっと西千葉に1人暮らしをしていて、今の僕の「自宅」は西千葉だ。


長崎って僕にとってもう自宅ではないのかな。。。


西千葉は1人暮らしの家だ。


誰も待ってはいない。


1人って寂しいなと思った。


帰るべき家に誰もいないということが初めて寂しいと思った。


不在というものがそこに「在る」。



・・・年とったかな、おれ。(苦笑)


だから、こうして人は結婚して家族を築いて行くんだろうなと思った。


B'zの「HOME」が頭の中を流れた。


村上春樹の「ノルウェイの森」のラストシーンが脳裏をよぎった。


僕は一体どこにいて、どこへ向かっているんだろう。


そう思うと涙が出そうになった。


1人。


どこへ行っても僕は1人。


愛しい人に早く会いたいと思った。


夜の運転。


とある夜の出来事。