私たちが生存するジャポンには、「お祝い」という素敵な人為的慣習がある。
流星のウインクのような生命の営みの中で、ここぞとばかりに人が人を持ち上げるあれだ。
THEお祝い
何を言いたいかというと、僕はステーキは嫌いだということだ。
ステーキを目の前にすると「あら、素敵(ステーキ)☆」などとふざけたことをぬかす輩もいるわけだが、そういう人たちも含めて僕はステーキが嫌いだ。
まず、あの固くて食べづらいとこが嫌い。
そして、途中でどう考えても飽きてしまう味気なさが嫌い。
さらに食後のおえーって来る妙な満腹感が嫌い。
何が悲しくてあんなものを食べなくてはいかんのだ。
肉だぜ。何かの肉。そんな何百グラムも丸かじりできん!!
おえー。
・・・って、最近まで思っていたのだが、最近ひとつの疑問が僕のナーバスな精神に舞い込んできた。。。
おれ、安い肉しか食べたことがない!?
どうやら一般的な善良なる市民は、ステーキをどっかの高級そうなお店で食べるらしい。
ラーメンはラーメン屋。寿司は寿司屋。ステーキはステーキ屋。
ちゃんとした専門店で食べるらしい。特にお祝いごとに関しては。
おれ、高校出るまでの18年間、自宅でしかステーキを食べたことがない。
ガッテム!!
盲点だった。盲信だった。
そういやそうだ。うちの淑子はある意味主婦の鏡で、基本的に外食などはしない。毎日、確実にご飯を作る。朝、昼、晩と。
高校時代など特に、外食をした記憶がない!!
そもそも親父が外食をすごく嫌う!!
そう、そんな親父を筆頭とした
変人家族!!
何でだろう。大学に入って、いろんな人と話をするまでうちの家族が本当に「外食をしない家族」であることに気がつかなかった。「食」に関して外部と遮断された共産主義国家であることに全く気がつかなかった!!完全なる思想教育!!小・中・高一貫のな。
中学生の時から給食もなくなった僕は、オールウェイズ淑子のお弁当を持って学校に通った。
思春期だった僕は「パン購入」をしたかった。
やきそばパンを購買部で奪い合って、ゲットして、屋上に走り、アハハ☆って言いながら昼休みを過ごす学生生活に憧れた。
でもそれは叶わぬ夢だった。。。
なぜなら、うちの購買部にやきそばパンが無かったからだ!
やべ、論点がずれた。
そう、パン購入をしたいときは僕が頼んでいた。おかんに。
普通逆では?
おかんが「今日はお弁当作る元気がなかったからパンで我慢してねっ」って500円玉を1つ渡すのが世の中の堀内恒夫なのではないだろうか??
うーむ。
いや、おかん自慢ではないですよ、別に。。。
そう、何が言いたいかと言えば、先日愛車ぴょん吉号をぶっ飛ばして浜松までうなぎを食べに行って来た!!
うなぎだ!!
うなぎだろ!!
日本人ならうなぎだろうがっ!!
お祝いごとはうなぎで決まりだ。僕は昔からうなぎを愛している。
あなごではダメだ。うなぎでなくてはいかん。似て非なりなのだ。
うちのおかんが昔「はい、うな丼」と嘘ついて僕に「あなご丼」を食べさせようとしたあの日から僕はあなごが嫌いになった。
似て非なり!!
何のお祝いごとかって??
あれですよ。あれ^−^
ってか、このブログを読んでる人!!満腹30倍の話にはレスしてくれるのに本業の音楽の話にはあまり関心がなさそう。(涙)
貴臣は寂しくて死んでしまいそうだよ。
おかあさん・・・おれ、心が寒いよ・・・凍えそうだよ・・・。
はい。
うなぎ食べて来ました!マジで最高でした!
千葉→東京(お台場経由)→東名高速道路→浜松西インター
正味5時間くらいかな。
浜名湖のすぐ近くの「志ぶき」という名店で「上うな重」を食して来ました。
うまかった!!
さくっとした歯ごたえに嫌味のない甘タレ。そして臭みの全く無いうなぎ。
食の宝石箱や!!(彦麻呂風)
これがうな重ってものなのか!!って感動しました。
やっぱ浜松!!
その後浜松市内をうろちょろしたわけだが、めちゃくちゃ綺麗!
何あの街??
めちゃくちゃビューティフル。海浜幕張と五分で戦えそうな駅前だ。
ここ数年で改築されたらしい。
そんな素敵な街で、やっぱお祝いごとにはうなぎだと確信した1日でした。