5年以上も携帯屋でアルバイトをしていたため、気がつけばすっかり携帯オタクになってしまった。
機種はW44TとかW51CAとか型番でしか呼ぶ気がしない。プロのプライドだ。
もう携帯屋を離れてしばらく経つが、未だに新機種が出るとその機能をチェックせずにはいられない。ついついお店に行くと携帯コーナーでモックをいじってしまう。
もちろん、販売員がすかさずやって来る。それが仕事だからだ。
撃退方法も知っている。
「見てるだけです」
・・・とは言わない。
そんな言葉にひるむ僕では無かったからだ。10人に声かけたら9人は「見てるだけ」と言う。それで「ああ、すみません」と言っていては携帯なんぞ売れぬのだ。
そういうお客さんを落とすのが販売員の仕事である。ただ普通に買いに来たお客さんの相手をするのは販売員の仕事では無い。それはショップの店員の仕事だ。
そう、携帯屋ではのんびりモックを見れないのだ。残念ながら。
携帯コーナーは戦場だ。
じゃあ、どうすれば店員を返り討ち出来るのか。
僕は3秒で素性を明かす。
「いやー、最近まで携帯屋で働いてたんですよー。」
速攻言う。
これがまた効く!!
こう言われるともはや、手が打てない。なぜなら「携帯屋で働いていた」=「安いルートを持っている」=「うちで買うわけがない」からだ。借りに0円でもそこでは買わないだろう。まだショップで働いている仲間の店で買って台数を延ばして上げたいってのが人情だからだ。
間違いなく店員はひるむ。そのときが僕の独壇場だ。
機種の機能・特徴を聞きまくる。
店員にとって、買う気の無いお客さんと話すのは時間の無駄である。買う気のありそうなお客さんが隣に来ても、買う気の無い人とくだらない話をしているうちに帰ってしまい、売り損ねることがあるからだ。
これは萎える。
しかし、僕はやめない。
だって携帯オタクだもん☆
店員さんが何か用事を見つけて去っていくが、自分の時間がなくなるまで質問攻めだ。
絶対に店員に聞いた方が裏情報を得ることが出来るからだ。
どの機種が故障やクレームが多いとか、どの機種が評判いいとか。意外な部分のナイスな特徴とか。
それは市場の評判と結構違ったりする。結局市場では広告費を多く出せる会社が勝ちなのである。
最近ネットショップに多い「口コミコーナー」ってやつに近い。実際の末端ユーザーの声がリアルな情報だったりするのである。
今W44Tを使っているのだが、非常に良い。2GBのデータフォルダも最高に良いが、ボタンのタッチの柔らかさ、ムービー・写真の画質の良さ。すんごく良い。敢えて言えばオートフォーカスが欲しかった。
個人的にはCASIOも好きでW51CAはかなり気になっている。ワンセグね。無駄に欲しい。(笑)
携帯なくしたらマジへこむよねー。
僕らは携帯に依存し過ぎている。
・・・と最後に無意味に問題提起。(笑)
バックアップとっとこっと。