善悪について

善い人と悪い人について考えた。
誰にでも善いところと悪いところがある。
そんなことは誰でも知っている。

完全に善い人なんていないだろうし、完全に悪い人なんていないだろう。
それぞれ時と立場によって変わるだろう。


でも法律の枠組みの中で、善悪は足し算ではない。

0か1かだ。

悪いことをやったか、やっていないか。


ゴミを拾ったり、お年寄りに席を譲ったり、病気の人を介護したり、会社の売上に貢献したり、善いことを今までに10000回やっていたとしても、たった1回悪いことをして捕まってしまえば、その人は「悪い人」になる。

0か1かだ。




北海道で大物政治家が収賄容疑で捕まった。
だけど彼は強気だ。自分を正義だと確信している。
そのニュースを見て、僕は0か1かのことをすごく考えた。

きっと彼の善悪の理論は0か1かという話ではないなと。



彼は何十年と政治家として地元に貢献して来たのだろう。国のためにと奔走して来たのだろう。
自分の中で善い人ポイントが10000くらい貯まっているに違いない。

それが今回悪い人ポイント「1」がついてしまった。

でも1引いても9999残っているから、自分は善い人なのである。
ましてや個人レベルの仕事ではなく、国の行く末に関わる大仕事をやって来たわけだ。

つまり凡人とはレベルの違う善い人ポイントを持っているのである。
そりゃあ


何が起こっても自分は正義だと思っちゃうよなぁ。


ああはなりたくない。